今回の工事は内装の部類に入りますが、

当社のなかではかなり特殊な工事となりました。

工事内容ですが資料として残されていた古民家の部材を使用し、

当時の床の間を再現しようというものです。

部材などは断片的にしか残っておらず継ぎ足したり削ったりと、

工事自体も細かい部分の取り合いを考えながら進めていきました。

施工前の状態です。

柱と部屋の一角を利用しモノクロの写真のイメージで、

床の間風を再現していました。

今回は大工さんが大活躍です。

敷居もきっちり掘り込み、各部材はビスなども使わずに、

昔ながらの方法で組み立ています。

完成となります。

残っていた部材でなんとかそれらしく収められました。

木部の塗装もオイルステンを使い木目を生かしています。

写真ではわかりづらいですが壁面も和風の模様が入っております。

今回は大学キャンパスで床の間を作るという大変貴重な経験をさせていただきました。